6/23 武蔵野新宿館「ブラッドファーザー」トークステージ

メル・ギブソン主演「ブラッドファーザー」。6/23(金)の18:25スタート回の終了後、当方が登壇してのトークコーナーが行われます。詳細はこちら。
なんてこった!

実際、私などよりもメル・ギブソンに詳しい人、追いかけている人は山ほどいらっしゃると思いますので、こういう場に出るのは正直おこがましいのですが、長年マッドマックスファンを続けている者の視点を最大限活用し、ちょっとでも面白みのあるトークにできれば…と思っています。

映画本編についてです。私はまず字幕無しの輸入Blu-rayを購入して昨年末に観たのです。
「嗚呼、思ったよりはドラマ志向の強い作品なのだな」と。で、字幕がないせいで、観ていて勘違いして、時系列をシャッフルしたユニークな構成の作品に思えていたのです。あらためて字幕付きで観るとそんな事もなく、なぜそんな勘違いをしたのか?我ながら謎です。

実際、派手さを期待すると肩透かしをくらうと思いますが、父娘の和解に軸に据えたロードムービーで、コンパクトにまとまった好編に思えました。予告編で描かれるダブルバレルのショットガンを構えるカットや、バイクのトレーラー激突など、この辺は完全に「マッドマックス」ファンへのサービスショットですね。ディエゴ・ルナのクズっぷりも見どころです。

で、この作品の後、監督作「ハクソーリッジ」がようやく日本公開。役者としての復活も嬉しいですが、今年のアカデミー賞前は当たり前の用に賞レースに期待がかかっていたり、監督として定評のある存在になっているのは凄い事です。あのマッドマックス、リーサル・ウェポンのメルギブが!

そして私が常々素晴らしいと唸っているのは日本版ポスタービジュアル。
いや、こういう機会だからリップサービスしてんだろ?と思われるかも知れませんが、このコラージュ芸は、昔ながらの日本版ポスターの王道であり、仕上りも見事。自分は久々に唸っています。
こういう技術、センスは日本が世界に誇れる部分だと思うのです。
この辺のメインビジュアル作成にまつわるエピソードが配給の方から聞ければ話題に盛り込みたいですね〜。

今回のイベント、発表が遅れてしまったために、既にご覧になってしまった方には申し訳ないのですが、このトーク付きの回をご覧の方にはポスター進呈という企画も。
是非、ポスター目当てにご来場ください!

自分はこれが終わったら翌日は名古屋に移動し、6/25(日)は名古屋トークライブです。
そちら是非、お近くの皆様お越しください。
よろしくお願いします!